ワーケーション参加で地域の課題解決へ|水上村視察ツアーによる企業誘致施策【Vol.5】
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ワーケーション参加で地域の課題解決へ|水上村視察ツアーによる企業誘致施策【Vol.5】

熊本県水上村公式note Feel MIZUKAMIMURA

水上村は、日本三大急流の一つ、球磨川の最上流水源がある村。標高1721mの市房山の麓に位置し、豊かな自然環境が自慢です。

一方で、住民の高齢化や人口減少により、地域づくりの担い手不足という課題に直面しています。そこで村をあげて取り組んでいるのが、地域外の人材が村に変化を生み出す「関係人口」の創出・拡大です。

今回は、水上村で「ワーケーション」を2022年2月に体験した「株式会社DMM Agri Innovation」の原田幸顕(こうけん)さんに、密着取材しました。

水上村チャッカソンで誕生したサテライトオフィスとは?


チャッカソンとは、アイデアとマラソンの造語である「アイデアソン」と、アイデアに着火するを意味する「チャッカ」を合わせた言葉です。

人口減少問題に悩む水上村で、企業誘致を成功させる大きな目標を掲げ、具体的な施策アイデアを出し合い、そしてアクションに繋げるのがチャッカソンの目的です。

2020年10月、石倉交流施設で開かれたチャッカソンには、水上村役場職員をはじめ、教育委員会、地元企業、地域おこし協力隊、IT企業などから水上村を救いたい有志が参加しました。

そして、2日間にわたるディスカッションを経て「企業の方に水上村を知ってもらえるフックとなり、水上村の魅力を存分に生かせる企業誘致施策」が誕生したのです。

  • お試しサテライトオフィス|水上村視察ツアー

  • 水上村でととのう”Totonou”|天空のサウナ

  • 空き地・空き家の有効活用

  • 5Gインフラ整備の実現

  • 2030年に目を向けた実証実験の村づくり

この記事では、チャッカソンで誕生した施策で初めて本格始動する「お試しサテライトオフィス(水上村視察ツアー)」を取り上げています。

チャッカソンで誕生した他の施策が気になる方は、以下の密着取材記事をぜひご覧ください。

水上村の魅力を存分に伝えられるお試しサテライトオフィス

地方進出を考えているIT企業やリモートワークの地を探している事業主にとって、大きな不安要素はITインフラ環境でしょう。

「お試しサテライトオフィス」は、快適にインターネットを使えるようにコワーキングスペースに高速Wi-Fiを完備し、自然豊かな水上村で実際にお仕事をしていただく視察ツアーです。

視察ツアーのプログラムには、自治体の方や地域住民と触れ合える機会を提供し、水上村の魅力に触れられる名所の案内などが計画されています。さらに、美味しい食事やリラックスして休める宿泊施設なども手配。

企業の方に「水上村で暮らし、働き、そして遊ぶ」ことを具体的にイメージしていただくのが、おためしサテライトオフィスの目的です。

株式会社DMM Agri Innovationがワーケーションを体験

ワーケーションの仕事場、石倉交流施設(球磨郡水上村)のコワーキングスペースは、米倉庫をリノベーションしたモダンな雰囲気。高速Wi-Fiを完備した快適な石倉交流施設で働きながら、自然豊かな水上村での暮らしや遊びを実体験できるのが魅力です。

自治体や地域住民と触れ合える機会の提供なども計画されています。

今回ワーケーションに参加した「株式会社DMM Agri Innovation」は、東京都を拠点に「被害から資源へ」のミッションの元で電気柵販売をはじめとして、鳥獣被害対策のノウハウの確立からジビエ消費までのサイクルを作るなど、農業に関する地域の課題解決を全国的に行う企業です。

株式会社DMM Agri Innovation 原田幸顕(こうけん)さん

ジビエ料理への関心が高まりつつある昨今ですが、日本の野生鳥獣による農作物被害額は、約161億円(令和2年度・農林水産省)と、深刻な問題になっています。

また全国で、年間約135万頭ものイノシシ、シカが捕獲されているなか、食肉として利活用されているのは約12万頭(令和2年度・農林水産省)と1割にも及んでいません。

同社では、捕獲された命を大切にし、利活用していくことで、地域の振興につないでいきたいと、食肉の捕獲から販売、消費までのサプライチェーンを作っていくことを視野に事業展開しています。

ワーケーションに参加しようと思った動機について

参加した理由を原田さんに尋ねました。

「水上村では、野生鳥獣の処理施設が建設されたと聞きました。将来的に、そういった地域の処理施設の販路拡大のお手伝いができればと漠然と考えていたため、まずは地元の人々が抱える課題を知りたいと思い、参加を決めました」(原田さん)

前職の頃から地方創生の部署に所属し、人吉・球磨地方と関わりがあったという原田さん。地域課題は現場に行かないと分からないことが多いと当時から実感していたと言います。「豪雨災害により、被災されたところもあると聞いて心配していました。離れていても、ウェブで地元の人々と対話することは可能ですが、実際に現場に行って話を聞いて、情報交換することが、何かしら次の一歩につながると申し込みに至りました」(原田さん)

水上村で有害鳥獣被害対策に関わる人々とご対面

ワーケーション3日目に、水上村内で有害鳥獣被害対策などに関わる行政職員や民宿経営者、飲食店オーナーとの懇親会が石倉交流施設で行われました。

民宿経営する傍らで、狩猟を続ける『旅宿みのさと』の立尾一樹さんと、飲食店を営む中で、シカ肉などを使ったジビエ料理の提供に携わる『お食事酒楽やまちゃん』の山崎隆浩さん。

現在抱える課題や今後の展望を原田さんへ説明しました。

実際に水上村で販売しているジビエの餃子やソーセージなどを試食しながら、情報交換。

「せっかくおいしくても、知られないと広まっていかない。打ち出し方を検討することで、可能性が広がっていきそうですね」と原田さん。

水上村職員は原田さんへ「今日出たような課題に対して、今後もアイデアをいただき、持続的なつながりを持ちたい」と伝えました。

原田さんは「懇親会で地元の人々と話すことで、村の鳥獣被害やジビエ利活用に関する状況を知ることができ、充実したワーケーションとなりました。仕事でも繋がれましたので、村の方々と一緒に何か取り組みができたらと思います」と感想を話してくれました。

また滞在中には、水上村の白水滝などを観光し、村の大自然を満喫したという原田さん。

「凍った滝を見た時は心から感動しました。市房ダム湖に咲き乱れる一万本桜や、市房山の神秘的な原生林など、季節によって移ろう姿を見てみたいので、ぜひまたワーケーションを利用したいですね」とにっこり。

利用した宿は、実家に帰ったときのようにアットホームな雰囲気で、過ごしやすかったそう。

「1週間滞在することで、地元の人々の暮らしを垣間見ることができました。温かな人とのつながりに心癒やされました」(原田さん)

今回のワーケーション体験はスタート地点。水上村にとっても、原田さんにとっても、今後のジビエを活用した事業展開に期待ができる1週間となったようでした。

水上村の魅力を堪能できる、みずかみのワーケーションを利用してみませんか

いつもの場所から離れて、地方のリモートワークやサテライトオフィスを試してみたいという方は、役場全面協力の「みずかみのワーケーション(お試しサテライトオフィス)」を利用してみませんか。

応募方法やツアー概要は「みずかみのワーケーション公式サイト」を要チェック。水上村の職員や地域住民があなたを温かく迎え入れてくれます。

皆さんのお越しを心からお待ちしています。

皆さんのお越しを心からお待ちしています。


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